2014年 長崎くんち 踊り町と奉納お踊り

2014年の踊り町と奉納踊りをご紹介したいと思います。

今年はヤムヤムのある興善町も踊り町で本踊りを奉納予定ですので、
踊り町の目線でのご紹介も少し出来るかと思います。

今年は7ヶ町が踊り町で昨年比1ヶ町多い奉納となります。
出し物も、本踊り2ヶ町、山車が祝い船、川船、龍船の3ヶ町
に担ぎものの鯱太鼓と名物の蛇踊りと多彩な奉納踊りになります。

実は、祝い船の八幡町の奉納には今年は山伏道中、剣舞が含まれて
おり、実際は本踊り3ヶ町とも言える内容です。

具体的町名と奉納踊りの概要は以下の通りです。
掲載は諏訪神社の長坂での奉納踊りの順番となっております。

1.興善町

傘鉾・本踊〔石橋〕(ほんおどり しゃっきょう)

 

2.八幡町

傘鉾・山伏道中(やまぶしどうちゅう)・剣舞(けんぶ)・弓矢八幡祝い船(ゆみやはちまんいわいぶね)

3.万才町

傘鉾・本踊(ほんおどり)

 

4.銀屋町

傘鉾・鯱太鼓(しゃちだいこ)

 

5.五嶋町

傘鉾・龍踊(じゃおどり)

 

6.麹屋町

傘鉾・川船(かわふね)

 

7.西濵町

傘鉾・龍船(じゃぶね)

 

2013 長崎くんち 踊り町と奉納踊り

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2013/09/22

踊り町と奉納踊り紹介  桶屋町

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桶屋町は栄町とは魚の町を挟んだ隣町、栄町と同じ様に電車通りを
跨ぐように区切られた6ブロックの町(厳密に言うと3ブロックが勝山町、
古町と分断された変則的な町)です。




 
桶屋町にある長崎警察署     その前はくんちの奉納踊りの場所                         
                     早くもやぐらが組まれていました  


車の分岐点えお挟んだ向こう側も桶屋町
 
長崎警察署の裏通り坂を登る   隣の古町との堺の通り、
と国道                 奥の坂を登ると国道
                                              
車通りを挟み上の写真の中島川側             

  
古い民家も残って街の古さを感じます
 

川向こうから見た光永寺
略ブロックの半分超を占める広大な敷地
第一回県議会の開催も頷けます。   両側のしだれ柳が風情を感じさせます。

    

10m程国道34号線から離れていますが、概ね国道から中島川迄
の細長い町でもあり、もう直ぐ壊される市民公会堂、おくんちの踊り場
の1つが電車通りを挟んで前に有ります。

町名の由来は名前の通り、桶職人が集まって発展した町で、
1606年には既にその形が出来ていたことが確認されています。

長崎の旧市街地域の多くの町は、栄町の元の3つ町と同様に
水運が利用できる中島川沿いに業者ごとに周りの地から集まって
形成されたようです。
今は埋め立てられて、随分上流になっていますが、出島が海に突き出して
いたころは、現在の中央橋の付近が河口だったことを考えると、新大工辺り
まで水運が使えたのではないかと想像できます。
私の幼い頃の記憶では、50年ほど前までは、現在の眼鏡橋?かお隣の
袋橋?に川舟が係留されて卓袱料理店だったのですから、そこまで川船が
入って来れたのです。

代表的な建物は長崎警察署、光永寺。



光永寺は福田諭吉留学時代の滞在地として有名ですし、
1879年(明治12年)第一回長崎県議会が開催された場所でもあります。


奉納踊りは、日本舞踊、鎖国時代の長崎、桶屋町に象が上陸したこと
に由来し、町内の子どもたちが象を引き連れて登場、からくり仕掛けの
象が乗っている傘鉾でも有名です。

振り付け指導されている藤間金彌師匠の門下生(藤栄会)6人と町内の
子どもたちが華麗な舞いをご披露する予定とのこと。
毎回奉納踊りの1番手を担当している桶屋町、今年も2013年の長崎くんち
の幕明けと言う大役を立派に果たしてくれることでしょう。


傘鉾は、1772年につくられた飾りが上に乗せて有り、先程触れたように、
当時桶屋町に上陸した象に因み、白い像の上に金色の宮殿がおかれ、
中に阿蘭陀人の鐘つきが居て踊りながら鐘をつく”からくり仕掛け”となって
いるそうで、この”からくり仕掛け”の白象の飾りが動くのも必見です。
垂は、昔は長崎刺繍の十二子が描かれていた立派なタレだったそうです
が、古くなって100年ぶりに新調された垂とのことで、繻子地に下部に花籠
模様を織出し、上部に三社紋刺の繍が施されて居るとのこと、この新調さ
れた傘鉾の垂も見ものです。


奉納踊りと傘鉾の写真はネットで公開されているものを使用させて頂いて
います。
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